必要な共同体、コミュニティてでも、どのやって作ればいいのでしょうか?そんなに簡単なものではないし、自分一人では作れないかもしれない。こんな不安は当然です。

自分が欲しい、あったら良いなと思うようなコミュニティは、ほとんどの場合は何かの必要に対応するものではないでしょうか。ということは、そのコミュニティは自分だけではなくきっと、他の誰かも欲しいと思っているものなのです。

つまり自分が欲しいコミュニティを作ればよいということが原則なのです。自分が欲しいと思うのであれば、必ず他にも欲しいと思っている人があるものです。

それは何故でしょうか?それは問題に対する解答(コミュニティ)は1つではない、ことが大きく関係しています。学校で勉強している教科がいくつも答えを持っていると困りますが、実生活は違います。

問題解決の方法はいくつも存在しています。隣同志で違う英会話教室だって成立してしまいます。だって主任の先生がまったく違うからというのだって、生徒さんが仲良しだってそれぞれに理由は考えられます。

同じ問題を扱うコミュニティはいくつあってもよいのです。コミュニティが大きく育つと中でのコミュニケーションが希薄になってしまうことが理由になることもあるからです。

コミュニティがどんな問題を扱えばいいかということもそれほど難しいことではありません。状況の変化がコミュニティのニーズを生み出すのです。

代表的なのは政策に対する対策は常識的に存在します。対策をコミュニティで扱うなら、政策が変化する度にコミュニティの主題は変化できます。

状況の変化は、今までとは違う知恵・スキルを要求するからです。知恵やスキルはコミュニティが扱うのに適したテーマになります。それは知恵やスキルが必要になってから身に付けることが難しく、ましてや未来の変化を予測してすべてに対策することは不可能だからです。

流動的な変化を続ける社会は生活の不安をかきたてますが、その不安も周囲に仲間を求める動機になります。つまり社会状況の変化はコミュニティのチャンスになっていると考えられるのです。

社会がくれるチャンスを活かすのはもちろん、小さいコミュニティが持つメリットがあるからです。集団が大きくなると、それがコミュニティのように仲良し集団でも全体の意思決定が非常に困難になります。

結局のところ小さいコミュニティは合意の形成が比較的簡単なのです。場合によってはコミュニティのリーダの独断さえ許されます。理由は一人一人の利益が相反する事態が起こりにくいからです。

準備の規模が小さいことも大きなメリットになります。イベントを企画する規模はコミュニティの大きさに比例するものです。いくら頑張っても小さいコミュニティが大きなイベントを企画することは難しい仕事になります。

しかし、小さいイベントであれば、極めて少ない準備でこなすことができるでしょう。小さいコミュニティは小さいイベント、小さい運営で活動することでより多く、大きな利益を獲得することが可能になります。

そのために大切な要素は軽快に対応できるコミュニティの機動性です。全員が軽快に動きまわる資質を持つ必要などは必要ないのですが、コミュニティとして活動力をあげておくべきでしょう。

そしてもう一つのメリットが備わります。小さいコミュニティは時代の必要がはっきりしてから対応できるというメリットが生じます。このことによって事前の投資やリスクが回避できるのです。